λ計算のλの由来
ちょっと気になったので調べてみました。
とりあえず、以下の論文が有用な情報源になりました。
これによると、RussellとWhiteheadのクラス抽象の記号を借用し、クラス抽象と(λ計算における)関数抽象を区別するためにに変更し、さらに印刷しやすくするためにをに変更したそうです。
History of Lambda-calculus and Combinatory Logic
http://www-maths.swan.ac.uk/staff/jrh/papers/JRHHislamWeb.pdf
しかし、後年Churchが語ったところによると、何かλ計算のために記号が必要で、たまたま選ばれたのがλだったそうです。
どっちが本当なんでしょうね。というか、普通に前者の理由がまっとうだと思うんですが、なんで後年Church先生はたまたまだよーみたいなことを言い出したんでしょうか・・・。